気に入らないわね(複数作、解説あり)
偶然とは必然なのか?
それは今この場で起こり得ている。
妖霊神『氷結の宿命』を使役する復讐者と燃えるような緑を纏う「伺か」が相対している。
「ちょっとー? そこの貴方ー? この世の全てー? 不幸とかー? いゃ、生ぬるいわねー? 底無しの暗闇が人の格好して歩いてるみたいーー? ねぇ?」
「マトモな人? ならばぁー? とうに気が触れていてもおかしくないー? はずなのにー? 涼しげな顔ー? 出来るわけなぃーー?」
「従って、貴方、人外ー決定ー? わるいヤツー? マトモな人ぶってー? スカした顔ー? 気に入らないわねぇーー?」
彼女はーー静かに言の葉を放ちー彼女から、動いた!
『透き通る緑の大剣を音もなく静かにーーー抜いたーー! 』
緑の髪、瞳がより一層透き通り深い翠にーー。
激しく燃える緑、いや、翠!ーー龍のようなーー『伺か?』が翠の炎を纏い具現化した。
そしてーー。
凍てつく氷の復讐者もーー。
相対する双方ー。空間がー歪む!
(眠冥書房刊 輪廻回廊 翠眼の守護者 )